静かな活力 〜Stillness in Motion〜
板の上に立つ刹那、世界は静かに溶けていく。
足の裏に伝わる水の震え、風の音、波の押し上げる力〜
そのすべてがひとつの線でつながり、僕は自分という存在を忘れて、ただ波と呼吸を合わせる。
その瞬間こそ、僕の“没我”だ。
何度テイクオフしても、この感覚だけは決して色褪せない。
うねりに身をゆだねるたび、心は深く静まり、静けさの底から、ゆっくりと力が湧き上がってくる。
プルアウトして振り返ると、同じ海を分かち合ういつもの仲間たちの姿がある。
言葉を交わさなくても、みんながそれぞれの「今」と向き合っていることが伝わってくる。
その気配が、海の静けさに温かさを灯す。
同じ時間、同じ海、同じうねりを追い続ける波友たち。
笑い声や、励ましの一言が、いつの間にか絆となって、僕の海をさらに豊かなものにしてくれる。
サーフィンは僕に、安らぎも、健康も、仲間も、そして人生の喜びの多くを与えてくれた。
今日もこうして波に乗れることに、深く感謝したい。
神よ、僕をサーフィンに出会わせてくれて、ありがとう。
日日是好日なり。
Ryuei
