波待ちダイアリー52 一月十日の初詣〜A Quiet Prayer After the Crowds〜

一月十日の初詣〜A Quiet Prayer After the Crowds〜

三が日の喧騒がひと段落した一月十日。

今年はその日に、近所の鵠沼神社へ初詣に出かけた。

参道には人の列もなく、境内には冬の澄んだ空気がゆっくりと流れていた。

雲ひとつない青空と、木立の影。

それだけで、胸の奥がすっと軽くなる。

毎年のことだけど、僕は神様に「お願い」をあまりしない。

胸の中でそっと、感謝を並べる。

去年一年、家族がみな健康で過ごせたこと。

自分自身については、サーフィンを事故や怪我なく続けられたこと。

波の大小に関係なく、海に向かえた日々そのもの。

最後に一言だけ、

「今年も、よろしくお願いします」と添える。

手水舎で手を清め、社殿の前に立つと、

願い事を詰め込まなくても、もう十分だと思えた。

帰りに、いつものようにお守りをふたつ。

ひとつは財布に入れる小さなもの。

もうひとつは、クルマに置いておく交通安全のお守り。

特別な決意表明も、壮大な誓いもない。

ただ、今年も無事に行って、無事に帰ってくるための、ささやかな印。

境内を出るころ、

今日の海のことを、自然と考えていた。

きっと今日も、いい波だろう。

そう思えること自体が、もう十分にありがたい。

日々是好日なり。

Ryuei

→波待ちダイアリー51 チョコチップ、言いまんねん

→波待ちダイアリー53 日の出の転換点

 

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