波待ちダイアリー62 波と桜と〜Waves and Cherry Blossoms〜

朝イチ、メローウェーブを楽しんだあと、

妻と本牧は三溪園へ花見に出かけた。

湘南から、車で一時間。

波乗りのあとの、

多幸感を携え、

静かな庭園に身を置く。

風はほとんどない。

空は高く、

少し汗ばむ陽気。

その中で、

桜が静かに咲いている。

咲き誇る、というより、

ただ、そこにある。

横浜の実業家、原三溪が遺した庭園。

その時間の積み重ねの中に、

桜が重なっている。

海のリズムとはまた違う、

ゆっくりとした時間。

朝は波を追い、

午後は桜を眺める。

どちらも同じ自然の中にあるのに、

まるで違う表情を見せる。

ベンチに腰を下ろし、

ただ眺めているだけで、

すっと力が抜けていく。

何かをしようとしなくてもいい。

ただ、そこにいるだけで満たされる時間。

こういう日があるから、

また海に向かえる。

波と桜と。

日々是好日なり。

Ryuei

→波待ちダイアリー61 貝殻の朝

 

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