早いもので、もう十一月。
日ごとに日の出が遅くなり、早朝、目を覚ましても外はまだ暗い。冷え込みも加わって、つい布団のぬくもりに負けて二度寝してしまい、気づけば出勤前サーフィンを諦めて会社に向かう日が続いている。
夏の頃は違った。目を開ければ、すでに朝の光が溢れ、トランクスとタッパーに着替えるのも苦にならず、ホイホイと準備を済ませて、チャリボーに板を積み、ビーチへ一直線だった。
だが季節が巡り、寒さが増すと、心と体の動きも少しずつ鈍る。
それでも、寒の季節のサーフィンにはまた別の魅力がある。
海は静かで、水は澄み、空気は凛としている。
雪をいただいた富士山が、朝焼けの光にほんのりとピンクに染まるのを眺めながら波待ちするひととき〜その美しさは、言葉に尽くしがたい。
十一月最初の朝。今朝の海はサイズアップして、セットで頭。今日は一日、良い波が残りそうだ。
日々是好日なり。
Ryuei


