例年、50冊ほど本を読もうと意気込む。が、未だ1年で50冊を達成した試しがなく、今年も12月24日時点で読んでいる本で漸く35冊目。本とは別に映画も年間100本を目標にしており(こちらについても、別途、発信します)、通勤の行き帰りの電車内がメインの読書時間では、なかなか到達しないのだろうか(映画もアマプラで通勤時間に視聴するからか)。。。
新刊から古本まで、偏りはなく、電車の中吊り広告、新聞の書評欄、ふらりと立ち寄った本屋さん、古本を売りに行った先のブックオフ、等々でピンと来たものを手に取る。今年読んだ本の中では、この3冊がベストだったように思う。
① 『得する人』 無能唱元著(日本経営合理化協会) 実は今回は再読。数年前に読んだが、今回の再読の方が心に染み入る。去年、田坂広志さんの著書「死は存在しない」を読んだせいか、量子力学の切り口から「命」を捉えるようになれたこともあり、今回の再読で、無能氏が説く「自分の人生の成功や幸福は全てアラヤ識(潜在意識)が創り出すもの」という仕組みがストンと肚に落ちた。名著中の名著だと思う。
② 『幸せのメカニズム』 前野隆司著(講談社現代新書) 去年のベスト3の一冊に挙げた「お父さん、気づいたね!」(田中伸一著)の中で、紹介されていたので、今年になって読んでみた。アンケートによる集計を踏まえ、工学的に「幸せ」にアプローチしていて僕にとっては読みやすかった。この本で紹介されている幸せの四つの因子は、とても実践的。
③ 『親は100%間違っている』 長倉顕太著(光文社知恵の森文庫) タイトルこそ過激だが、なんというか人が自立するのに必要なことや、パッとしない不幸のループに陥っているのはこれに気づいていないからだよ、と指摘してくれて新鮮な物事の見方に役立つ。自身、編集者として抜群のキャリアを持たれており、文章も非常に読みやすい良書。
ということで、良書との出会いは、人生を芳醇なものにしてくれる。来年こそ、50冊を読了し、100本の映画鑑賞も果たしたいと思うがどうだろうか。これまた日日是好日なり。
Ryuei