2週間近い激闘の末、幕を閉じたミラノ・コルティナ冬季オリンピック。
女子フィギュアで銀メダルを獲得した坂本花織選手の言葉が、胸に残った。
「大技ない子、私を参考に」
ショート2位で迎えたフリー。
今大会限りでの引退を公言していた、集大成の舞台。
中盤のジャンプミス。
優勝したアリサ・リウに、わずか1.89点届かなかった。
きっと、悔しさは消えていないはずだ。
それでも彼女は、堂々と前を向いていた。
自分の戦いを誇り、そして後輩に道を残した。
大技がなくても、戦える。
華やかでなくても、積み重ねで届く場所がある。
その言葉を聞きながら、ふと海のことを思った。
サーフィンも同じだ。
エアができなくてもいい。
派手なターンがなくてもいい。
完璧なラインを描けなくてもいい。
ただ、自分の波を、自分のリズムで滑る。
派手さよりも、継続。
瞬発力よりも、積み重ね。
海は、誰にでも開かれている。
今朝の海はクローズアウト。
入らないと決めた朝。
それでも演技のリプレイを見ながら、胸が熱くなった。
勝つことだけが、価値じゃない。
うまいことだけが、すべてじゃない。
好きで続けること。
誇りを持って立ち続けること。
それこそが、いちばん強い。
日々是好日なり
Ryuei
