波待ちダイアリー60 夜明けが戻り始めるころ~When Dawn Begins to Return

最近、朝イチのサーフィンで嬉しいことがある。

日の出が、少しずつ早くなってきたことだ。

冬の間は、早起きしても外は真っ暗。

寒さも厳しく、ウェットに着替えるのに、

ちょっとした覚悟が必要だった。

吐く息は白く、

指先はかじかみ、

「今日はやめておこうか」と

心が揺れる朝もあった。

それでも海に向かうのは、

もう習慣というより、体のリズムみたいなものだ。

最近は、朝五時半ごろには、

空がほんのり白み始める。

庭のサーフ小屋でウェットに着替えていると、

暗闇だったはずの空に

少しだけ夜明けの気配が混じっている。

外の空気も、

真冬の刺すような冷たさではない。

三寒四温。

まだ寒い日はあるけれど、

海に入るたびに思う。

「ああ、春が近づいているな」

カレンダーよりも先に、

体が季節を知る。

波を待ちながら見る空も、

少しずつ明るくなってきた。

またひとつ、

朝イチサーファーの楽しみが戻ってくる。

日々是好日なり。

Ryuei

→波待ちダイアリー59 サーフィン・ア・ゴーゴー!

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