朝イチ、メローウェーブを楽しんだあと、
妻と本牧は三溪園へ花見に出かけた。
湘南から、車で一時間。
波乗りのあとの、
多幸感を携え、
静かな庭園に身を置く。
風はほとんどない。
空は高く、
少し汗ばむ陽気。
その中で、
桜が静かに咲いている。


咲き誇る、というより、
ただ、そこにある。
横浜の実業家、原三溪が遺した庭園。
その時間の積み重ねの中に、
桜が重なっている。
海のリズムとはまた違う、
ゆっくりとした時間。
朝は波を追い、
午後は桜を眺める。
どちらも同じ自然の中にあるのに、
まるで違う表情を見せる。


ベンチに腰を下ろし、
ただ眺めているだけで、
すっと力が抜けていく。
何かをしようとしなくてもいい。
ただ、そこにいるだけで満たされる時間。
こういう日があるから、
また海に向かえる。
波と桜と。
日々是好日なり。
Ryuei