〜ぼっちクリーン〜
プロフィールに記載の通り、ビーチクリーンは僕の趣味。単独行動が好きなので、『(ひとり)ぼっちクリーン』と称して楽しんでいる。早朝サーフィンの後、15〜30分程度、マイトングとゴミ袋を手にぼっちクリーンに勤しむ。「かながわ海岸美化財団」が近所にあり、Ryuei名でボランティア登録もしてあるので、ゴミ袋は、可燃ごみ用と不燃ごみ用の2種類を財団から支給してもらっている。一人作業を旨とはするが、ビーチで出会うビーチクリーナーの皆さんとは当然ながら笑顔で挨拶。その中に、いつもご夫婦でビーチクリーンをされているKご夫妻がいて、僕のいわば師匠。ご夫婦で、多い時には20袋近くもゴミを回収されている。回収ごみは財団指定のゴミ置き場に置くのだが、Kご夫妻の場合、回収ゴミが多すぎて指定場所まで運ぶのが困難で、財団に掛け合いエクストラのゴミ置き場を指定してもらったという強者。ゴミ拾いのハウツーを余す事なく僕に伝授してくれる。先日は、Kさんお手製の「なんでも切断ナイフ」を有難くも拝領した。100円ショップで購入したナイフを、ご自身で研ぎ直し、更には刀身保護の鞘まで自ら作ったというから驚く。ビーチに転がるペットボトル、液体が残ったままのものがたまにあり、そういう時に、このナイフで切り裂いて中の液体を捨て、空になったボトルを回収する。その他、流木に絡まる魚網、大きくてゴミ袋に入りきらないプラスチック製品なども、このナイフで一刀両断して回収する。
サーフィンの後は、ぼっちクリーンで締める、これが僕のルーティーン。趣味とか言っているけど、ゴミが無ければこの趣味は成り立たない。ビーチには、プラスチック片やタバコの吸い殻・フィルターなど細かいゴミがとめどなく散在していて、残念だけど、この趣味は少なくとも僕が死ぬまでは続けられそうな気がしてしまう。トング片手に海に目をやり、サーファーたちのセッションを眺めつつ、しみじみ思った。日々是好日なり。
Ryuei