夜、ハイウェイを車で走ると、ヘッドライトに照らされたところまでが見通せる。その先は真っ暗闇なのだが、道が続いていることは何となく認識できており、車が先に進むと、その分だけヘッドライトに照らされる先も伸びていき、まだ直線が続くのか、カーブに差し掛かるのか判別出来るようになる。
人生もこれと同じで、常にヘッドライトで照らされている先までしか、ある程度の確信を持っては見通せない。だけど、何となく先があることは実感できている。なので、あまりにも先のこと、遠い将来のことをあれやこれやと心配しても仕方がない。先ずは灯の届く範囲をしっかりと地に足をつけて歩むのみ。それでよし。
Ryuei