“It is by going that we come to know where we must go.“ 「何処に向かわなければならないか、行くことによって知る」
よく言われる事ではあるが、自分としては、この言葉の中に「コツコツと手順を踏んで歩んでいく、焦るな」というニュアンスを汲み取る。わざわざ大きな変化を生み出そうとする必要はないのだ。大きな変化とは、小さな変化の積み重ねによって生じる。子供の頃、眺めて過ごすのが大好きだった「宇宙図鑑」の中に、「宇宙旅行では、ロケットの発射角度がほんの数ミリ違っただけでも、やがて遠く離れた銀河の彼方に至る時には膨大な差となってしまう」との一文があったと記憶する。小さな変化がいずれ大きな変化に繋がるとは、正にこれだ。その小さな変化を求めて、一歩を踏み出していく。逆説的に言えば、一歩を踏み出せない限り、小さな変化すら起こらず、結果、何処に向かうべきかがいつまで経っても見えてこない。
Ryuei