テイクオフ・マインドフルネスの理〜Instant Ego-Drop—Saltwater Mindfulness〜
「頭の中を空っぽに」と瞑想で念じても、思考はあちこちに飛び散り、無心はなかなかやって来ない。
無心になるとは、案外難しい。
でもサーフィンのテイクオフは別物だ。
パドルを始めるまでは波のイメージを描いているのに、板がうねりに押し上げられる 刹那、フッと世界の角度が変わる瞬間、頭は真っ白な没我状態になる。
波が大きいときは当然だけど、小さい波でも同じように、テイクオフの瞬間、「無」は訪れる。これが不思議なもので、何度やってもそうなる。
その“無”は確かに、ほんの一瞬のスーパーショート。
それでも1ラウンドで何度も繰り返すテイクオフは、瞑想と同じ「無心」をその回数だけ味合わせてくれる。
だからこそ、海から上がった後にやって来る多幸感や至福の余韻にも納得がいくのだ。
没我は一瞬、余韻は長い。
これは僕にとって、最短で最強のマインドフルネスだ。
日々是好日なり。
Ryuei




