4月某日。昼間のサラリーマン仕事、勤務先への道中、相模川沿いの緑道を歩く。この緑道、僕の勤務先含め、緑道沿いの数社と近隣住民以外が使うことは、物理的にほとんどなく閑散としている。が、木々に覆われる緑のトンネル然としていて密かに気に入っている。緑道の相模川サイドは桜並木となっていて、春は桜を楽しめる。つい先日も満開の桜の下を数日、くぐり抜けて楽しんだ。桜が散ってこれからは、緑がいよいよ力強く色づき、緑道を覆うかの如く緑のトンネルの中を森林浴に似た感覚で職場に向かう。仕事が始まる前の刹那、森閑とした爽やかな空気をたっぷりと肺に送り込み、暫し佇む。植物と虫や鳥など生き物の胎動を全身で感じる。日日是好日なり。
Ryuei