風の音、波の音。
海辺の街に轟いている。
朝イチにも早い、
まだ夜の名残が残る中、
たまらず波チェックに出た。
空には、満月。
波濤の上に、光がまっすぐ落ちている。
荒れる海に、光の道が揺れる。

誰もいないビーチ。
しばらく立ち止まる。
ただ、見ている。
ハードな波も、
その上に落ちる光も、
どちらも変わらず、そこにある。
自分には、少し厳しい波。
けれど、それでいい気がした。
やがて、東の空がわずかに白み始める。
月の光は、少しずつ薄れ、
代わりに朝の色が差し込んでくる。
夜と朝の狭間。
海は静かに表情を変えていく。
その移ろいを、
ただ受け取る。
それだけで、
もう十分な朝だった。
日々是好日なり。
Ryuei