波待ちダイアリー66 月下の海~Moonlit Sea~

風の音、波の音。

海辺の街に轟いている。

朝イチにも早い、

まだ夜の名残が残る中、

たまらず波チェックに出た。

空には、満月。

波濤の上に、光がまっすぐ落ちている。

荒れる海に、光の道が揺れる。

誰もいないビーチ。

しばらく立ち止まる。

ただ、見ている。

ハードな波も、

その上に落ちる光も、

どちらも変わらず、そこにある。

自分には、少し厳しい波。

けれど、それでいい気がした。

やがて、東の空がわずかに白み始める。

月の光は、少しずつ薄れ、

代わりに朝の色が差し込んでくる。

夜と朝の狭間。

海は静かに表情を変えていく。

その移ろいを、

ただ受け取る。

それだけで、

もう十分な朝だった。

日々是好日なり。

Ryuei

→波待ちダイアリー65 アイスコーヒーの季節

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