Ryuei
Surfer・Illustrator&Author
先週の盆休み、滋賀県で働いている息子が、久しぶりに湘南の我が家へ帰ってきた。
息子は、小学生の頃からずっと野球を続けている。
大学ではレギュラーとして東京六大学リーグの春秋連覇、そして明治神宮大会優勝を経験した。
大学四年の秋にはプロ志望届を出した。
けれど、ドラフトで名前が呼ばれることはなかった。
それでも野球を諦めず、卒業後は独立リーグへ。
三年間、プロ野球選手になる夢を追い続けた。
それでもプロから声がかかることはなかった。
そしてこの春、滋賀県の企業に就職し、新たな舞台で社会人野球を始めた。
そんな息子と、お盆休みの中日、厚木でゴルフをした。
息子と本格的な18ホールを回るのは、実は初めて。
僕はサーフィンが大好きだけれど、ゴルフも大好きだ。
プライベートカンパニーに「SURF & TURF COMPANY」と名付けたくらいだから、どちらも僕の人生には欠かせない。
香港に駐在していた頃など、週末で1.5ラウンド回っていた。
ところが湘南に戻り、再びサーフィンに夢中になってからというもの、すっかりゴルフから遠ざかっていた。
気づけば、クラブをまともに握るのも三年ぶり。
そんな状態で、現役野球選手の息子との初ラウンドである。
まあ、結果は想像に難くない。
負けた。
それも、ドライバーを握れば、息子のボールは僕の遥か彼方へ飛んでいく。
「そんなに飛ぶの?」
悔しいというより、笑ってしまった。
昔を思い出す。
キャッチボールの相手をしていた頃は、もちろん僕の方がずっと大きかった。
その息子が今、僕より大きくなり、僕より遥か遠くへ白球を飛ばしている。
いつの間にか、こんなに大きくなったんだな。
しみじみと、そんなことを思いながら、息子の後ろ姿を眺めていた。
当日は台風の影響で天気が不安定だった。
けれど幸い、ラウンド中は雨に降られることもなく、親子二人で18ホールを回り切ることができた。
僕には、いつか叶えたいと思っていた小さな夢があった。
大人になった息子と、いつか二人でゴルフをしたい。
それが、この日、叶った。
息子はこれまで、プロ野球選手になるという大きな夢を追いかけてきた。
その道の途中には、きっと僕には分からない悔しさも、葛藤もあったと思う。
それでも今、彼は新しい場所で、相変わらず野球を続けている。
そんな息子と、ゴルフ場を歩く。
他愛もない話をして、笑って、時々ナイスショットと声を掛ける。
それだけのことが、なんとも嬉しかった。
ラウンドを終えて、息子と次の約束をした。
「また、やろう」
次は、もう少しまともに勝負したい。
そのためには、僕も少し練習しなくてはいけない。
これからは、波のある日は海へ。
波のない日は、ゴルフの練習へ。
そう考えると、悪くない。
SURF & TURF。
しばらく忘れていたもう一つの楽しみを、息子が思い出させてくれたような気がする。
日日是好日なり。
Ryuei
Surfer・Illustrator&Author

