イラストレーターになるはるか以前。まだ幼稚園にも上がらない小さな男の子がそばにいて、その子が描く人の絵は、どれもが満面の笑顔。僕もそうだが、その絵を見た人は皆、笑顔になっていた。当時、駆け出しのサラリーマンだった若き僕は、失敗の連続で、落ち込みそうになる時、手帳に忍ばせていたその子の笑顔の絵を取り出しては、気持ちを取り直していた。絵には、人を元気に、笑顔にさせる力がある。
年月が経ち、人の生きる意味とは、競争で相手に打ち勝つことでも、努力して何かを掴み取ることでもなく、ただ人に喜ばれる存在になることでは?と思うようになった。笑顔と優しさの中で生きる。そこに努力は不要、ただ感謝があれば良い。
サーフエンジェル達は、皆、笑顔。この絵を見た人が自然に笑顔になってくれればハッピー。